体型にあった型紙に修正するための仮縫い

 型紙がお手元に届いてから一度シーチングで形を確認する仮縫いを
することをお薦めします。
これはその型紙がどんな形をしているかを
表地を裁断する前に知る最も簡単な方法です。
仮縫いときくと、
「 せっかく縫い代つきの型紙を買ったのにしろもで印つけをしなければいけないんじゃ
意味がない、」
と面倒に思われる方が多いと思います。
ですが体型にあった型紙に最初に直しておくためにもまずシーチングで形に組み立ててみてください。

*シーチングの仮縫いをやっておくといいこと。
1、あらかたの修正はここでやっておけば表地を縫い代つきでいきなり裁断してもよい。
2、仮の布で試作するより早くできる。
(下のジャケットはパーツ数が多いですが製作所要時間は約3時間)
3、ピンやしつけでとめられているので寸法を出したり、つめたりするのがすぐできる。

*半身シーチングの仮縫いの際、気をつけなければならないこと。
1、半身で見るので縦長に見えること。幅が倍になると縦横の対比がかわり、
思ったより丈が短く見えるので留意しておく。
2、シーチングという布の特性でまったく横伸びがなく、すべりが悪いので

実際服地で裏をつける時よりかなり小さく感じる。


このシーチング仮縫いでサイズやシルエットを調整して型紙を修正しておけば、
いざ表地を裁断!のときに縫い代つきで(余計な縫い代をつけずに)ばっさり切ってしまってOKです。
生地による修正は微細な寸法ですので縫い代の範囲内でまかなえます。


 ここではシーチングでの仮縫い方法について説明します。
台襟付きショートサファリジャケット&ノースリーブのワンピースのアンサンブルを製作します。

1、シーチングの上に型紙を載せて一丈分+αをはさみでカットします。

2、袖も丈分+αをカットします。

上物の場合はだいたい身頃一丈、袖一丈です。


3、丈分+αにカットされたシーチングの耳を切り落とします。


4、ざっとアイロンをかけます。


5、シーチングの上にパーツを乗せ、前中心などの地の目線を鉛筆で印をつけ、


6、パーツをどかせて、5の印の位置からシーチングの地の目に沿って
垂直線を引きます。


7、垂直線が引けました。


8、シーチングの下にさきほどのパーツを敷き


9、上からシーチングを乗せ、地の目線を合わせます。


10、上からなぞって出来上がり線、ボタン位置、ポケット位置などを鉛筆で写し描きます。


11、写し終わったら適当な縫い代をつけてはさみでカットします。


12、テーラードカラーの場合は、縫い代部分の返り止まりに切り込みを入れます。


13、すべてのパーツを断ち終わったら、はぎ合わせる部分の内カーブ線の縫い代に
切込みをいれます。


14、はぎ合わせる部分を片返しにしてピンで止めていきます。
(押さえしつけでも可です。)
合印を中心に上下にピンを打っていきます。


15、ピンは接ぎ線に対して直角に打ちます。(原則的に)
このとき、慣例として(ま、どうでもいいのですが)
縫い代は中心高、脇、肩は後ろ高とします。
 


16、立体的になってきてピンの打ちにくいところは定規などを入れると
やりやすいです。


17、台衿と接ぐのは上衿ではなく、地衿です。
台衿を地衿にのせて返り線に邪魔にならないようピンを打ちます。
このとき、台衿の接ぎ線は断ち切りでもいいです。


18、身頃が組みあがりました。
えりぐりには切り込みを入れておきます。


19、身頃に衿をつけるため、身頃付け側に切り込みを入れます。


20、身頃衿付け線に衿を止めていきます。
人台がない場合はまんじゅうなどを使うとやりやすいと思います。


21、衿周り、ラペル端は断ち切りにしてあります。
(衿の大きさなどをなおしたい場合は縫い代をつけておいて
内側へ折り返し、ピンで留めてください。)


22、身頃の裾を内側へ折り返し、たてピンで留めます。


23、ポケットなどのパーツをつけ、袖をつけていきます。


24、ピンで袖をつける場合は、袖底を内側で止めます。
(これは人台がないとできないので、ない場合はしろもで縫ってください。)


25、袖山部分も合印をあわせて止めます。


26、ボタンはバランスを見るのに重要です。
原寸大のボタンの裏にテープをわっかにして付け、シーチングに貼ります。
原寸大のボタンがない場合はシーチングで同じ大きさに切り、ピンで留めます。
 


27、 お恥ずかしい姿ですがご勘弁ください。
半身のトワルを着用してみます。
後ろは見えないのでご家族の方に後ろ中心に線をあわせてピンをとめてもらってください。
このトワルはワンピース&ショートサファリJKのアンサンブルなので
重ねて着あわせをしています。
こうして着てみるとアンサンブルにしたときのバランス、
それぞれの ウエストの位置や丈などが確認できます。


半身というのは慣れないと縦長に見えるので
あがってみると半身で見たときよりも丈が短い、ということがあります。
私は半身の方が早いので半身で見ますが慣れないうちは両身で組み立てたほうが
いいかもしれません。