パタ-ンメイキングひとくちメモ 

シフォンなど透けるブラウス、ワンピースの裏地のつけ方 12/01/30

MISSONIのジグザグニットの取扱方 09/10/06

Tiaralecottonワンピースの袖裏パターンの作り方 07/09/08 

5115の毛抜き合わせ手順 06/02/17

ジャケットのB修正 06/02/10

胸増し毛芯のつけ方。 05/11/26

パンツの補正、その2  05/03/25

仮縫いの前の仮縫い〜その意味と方法。    05/03/10

パンツを補正してきれいに穿きましょう。!  05/03/06   追記05/03/25

714細身カーディガンの補正方法  05/02/26(追記)

ウラナシジャケットを裏つきに 05/02/15

前天巾、後ろ天巾 05/02/15

前後丈  05/01/13  05/02/19 (追記)

ボトムのベルト付け  05/01/10

仮縫いしてくださいね。 04/12/03

マイナーチェンジ、デザインの流行とシルエットの流行  04/12/03

仕立てと定価の関係(03/02/18)

地直しと芯貼りについて(03/01/25)

ジャケットのグレーディング(02/12/05)

ジャケットの総裏どんでんはむずかしい?(02/09/10)

トワルを組みましょう。のすすめ その1 (02/06/12)

世の中に出回っている洋服と洋裁学校の型紙のちがいについて

タイトスカートについて。 etc (02/05/29)

シフォンなど透けるブラウス、ワンピースの裏地のつけ方 12/01/30

薄い生地で透けが気になる場合は、アンダーキャミソールを作って肩の裏側で留めます。
表本体に留めることによって、表と合体していないアンダーでも、裾から見えてしまったりするのを
防ぐことができます。

*透ける素材のアンダーキャミソールをつける方法〜


肩の裏側に、細いテープをつけて、両端にスナップ。


そのわっかの中に、アンダーキャミソールのストラップを通します。
これは、ノースリーブワンピースなどにも使う方法で、ブラジャーのストラップを留めたりします。

*透ける生地のブラウス、ワンピースの場合、裏地を付ける方法として、2通りあります。

  1. 表と同型に裏地を裁断して、肩、衿ぐり、AHを表と固定して、身頃裏を付ける方法〜

    この方法は 1〜2年前まで一般的な方法でしたが、透ける生地の良さを殺してしまう弱点があります。
    袖しか透けないので、せっかく顔に近い、一番華やかに見せたい部分が 透け感がなく、
    柄や織りがつぶれて見えてしまいます。
    ※ブラウスやワンピースの場合、いくら透ける生地でも 袖裏をつけることはあまりしません。
  2. 別にアンダードレス(キャミソール)を作って身頃に1〜2箇所固定する方法〜

    これが今回ご紹介した方法です。
    身頃と同型ではない裏がつくので、表身頃と裏地の間に 空間が生まれ、生地本来の透け感のよさが
    生まれます。

5115の毛抜き合わせ手順 06/02/17
  5115タンクトップの毛抜き合わせの手順についてお問い合わせが多いので
工場に手順を聞きました。
以下の通りです。

1、表、裏それぞれに肩接ぎ
2、表、裏を中表にあわせ、衿ぐり、袖ぐりを中縫い、アイロン。
3、肩からそれぞれ後ろ身頃を引っ張りだす。
4、背中心、脇、裾をそれぞれ縫う。
5、左脇ファスナーを挟んでたたきつけ。(中縫いなし。)
以上です。

ジャケットのB修正 06/02/10
  ジャケット2574をリリースしてから途端に増えたご相談です。
「バスト寸でサイズを選ぶとぶかぶかになる。ブラジャーカップはD以上です。」
というものです。
つまり骨格は38くらいなのにバストのみが突出して大きいため、
42サイズとかになっちゃう、ということですね。
これは既製品などですとどうしようもないです。
大きいところ(バスト寸)にあわせて洋服を購入、
あとは肩幅、ウエスト〜裾のつめのお直しということになります。
アネージではこういうお客様の場合の補正をB修正といっています。
アンダーバスト寸でサイズを決定し、バストの出っ張りにあわせた修正をします。

例)アンダーバスト70、トップバスト93cm(カップF)、ウエスト64、ヒップ92、身長162
(バストトップ以外は典型的な38サイズ)の方の場合。
基本的な修正の仕方は下図の通りです。

1、前丈に比べて圧倒的に後ろ丈が短いですから、後ろ丈をカットして
前ダーツ分にします。(たたみです。たたみ方法は下に図解があります。)
個人差がありますが後ろでたたむ寸法は2〜3cmくらい。

2、不足しているバスト寸法を追加します。
38サイズのバスト寸法は84cm、93cmとの差は9cm。
一番大きくしたいのは前脇パネルのバストのふくらみのところです。
ここで1.5cmバストトップあたりを追加、
残りの6cmを脇で分散します。6cm÷4=1.5cm。
脇で寸法を出すと袖付け寸も変わりますので袖もそれぞれに0.5〜0.7くらい追加。
*上の例では脇追加と前パネル線追加はどちらも1.5cmになっていますが
前脇パネル追加のほうを多くしたほうがきれいです。
<前脇パネルカーブを膨らませる修正はブラジャーカップF以上が目安です。
数字だけで一概に〜cmとはわかりませんので必ず仮縫いをしてください。
補正についてはこちらをご覧下さい>



 このB修正はアネージのお客様にももっとも評判のいい補正方法です。
あるお客様にサイズ42でオーダーを長年していただいていました。
ですがセールにいらしたときに、どうしても気に入ったジャケットがあって
現品限りの商品ですがサイズ38です。
それで無理無理に、肩幅、裾幅はそのままで、前脇パネルだけを裁断しなおし
(小さいパーツの残り布はあったので)胸だけをぐいっとふくらみをつけました。
そうすると、いままでのオーダーのどのジャケットよりもかっこいいとおっしゃるのです。
そうなんですね。バストが大きいのと、サイズが大きいのは全然意味が違うんです。
バストのみが大きい方にはお薦めの補正方法です。
ただ、具体的な寸法については仮縫いで探してみてください。

胸増し毛芯のつけ方。 05/11/26
  アネージコットンのジャケット、一部のコートには胸増し毛芯の指示があります。
この胸増し毛芯についてよくお尋ねがあるので取り付け方をご説明します。
 

毛芯とワタ(ゆきわた、柔らかく厚みのあるもの)を2枚あわせて糸で止めます。
ハ刺しとは違います。ざくっと数箇所とぺらぺらしない程度に止めます。


肩の縫い代の上に乗せ後ろ肩に糸で止めます。
衿ぐり側(絵右)は衿つけ縫い代に衿つけ線より0.2cm控えて止めます。
AH側は袖付けに挟み込み。
下はふらし、です。

 

パンツの補正、その2  05/03/25
  パンツって難しいですね〜。
 体に合ったパンツがない、とお悩みの方がたくさんいらっしゃいます、という話は
 先回書きました。(前渡りについても追記しています。)
 先回は前股のしわについてでしたが
 今回は後ろヒップ下について書きたいと思います。
 小さいサイズの方の場合、ヒップ寸はちょうどよくても後ろヒップ下がぷかっとあまる、
 ということが多いです。
 また大きいサイズの方の場合は(小さいサイズの方が気になさっているほどには
 大きいサイズの方は自覚がない場合が多いんですけれど)
 後ろから見て布が股底へ引き込まれているようになりがちです。
 これはどういうことかといいますとグレーディングのピッチが体にあっていない結果です。
 たぶんマスターサイズは格好いいのですが大小のサイズ展開が体に合わない方がいます。
 一般的なグレーディングピッチは股繰りの渡り寸法は1サイズ0.7〜0.8cmです。
 それでちょうどいい大小サイズの方ももちろんいるとは思いますが
 あわない方もたくさんいます。
 以下、症状と対策についてまとめます。

 小さいサイズの場合によくあること。
 ・お尻の下に布が余ってぷかっとする。→後ろ股刳りの渡り寸をカットする。
  1サイズにつき0.3〜0.6cmくらいカットして大丈夫です。
  ですからマスターから2サイズダウンであれば0.6〜1.2cmくらいカットです。
  カットする寸法は人によって違います。
  布の余り方によって調節してください。

  

 大きいサイズの場合によくあること。
 ・後ろから見て布が股底へ引き込まれてしわが出る。→後ろ股刳りの渡り寸を追加する。
  1サイズにつき0.3〜0.5くらい追加してokです。
  下のいけないサンプル写真では1.3くらい追加していいです。
 
 
 渡り寸法が不足して布が股底へ引き込まれています。
 後ろ渡りを追加すると直ります。

 

  肉付きというのはどうも後ろに多く出るようです。
 マスターサイズから大きくなる場合も小さくなる場合も
 前に比べて後ろの分量が大きく変化します。
 パンツなどは特にそうで大きい方は後ろが足りない、
 小さい方はやはり後ろが余る。
 前をいじる寸法に比べたら後ろを多めに増減しなければなりませんが
 だいたいのグレーディングピッチは前後同じ場合が多いです。
 当社のグレーディングは多少、そのあたり調整してありますが
 個人差も大きいので極端には前後を変えていません。
 市販の既製品ではやはりそれは危険なことなのでそうならざるを得ないですね。
 ですのであとは補正で調節してください。 
 
 

仮縫いの前の仮縫い〜その意味と方法についてです。   05/03/10
  先日、型紙をお買い上げのお客様からお問い合わせをいただきました。 
  ”仮縫いですが 昔学校の授業で習ったときは、
 裁断した(本番の)布をしろもでしつけてやったのですが
 やはりそうした方がいいのでしょうか?
 それとも仮の布で一度縫ってみる方がいいのでしょうか? ”
 というものです。
  
  仮縫いには二通りがあります。
1、それはいろんな生地で作る場合を想定してこのデザイン、分量でいいかどうかを確認するための仮縫い。
 (マスターパターンを修正するための仮縫いです。)
2、もうひとつは生地が決まっていてその生地でつくるとどういうシルエットになるかを確認するための仮縫い。
 (修正されたマスターパターンから生地ごとの調節をするための仮縫い)

1、まず、この型でいいかどうか。
(デザイン、分量など) を確認して型紙を修正するための仮縫いについてです。
これはお買い上げの型紙は写真でシルエットや分量をご覧になっただけですので 実際はどんな形かわかりません。
ですからそれを3次元にして確認します。
もし人台をお持ちなら シーチングなどあまり動きのない(テロテロしない)地の目のわかりやすい生地を使用します。
半身だけ作って(鉛筆で写して可)ピンで組み立てて人台に着せて見ます。
またはご自身で半身を着て見ます。
そうすると思ったより丈が長かったとか、裾幅が出すぎているとか、というところを型紙で修正します。
この仮縫いをする方法を別窓で詳しく解説しています。

2、もうひとつは生地が決まっていてその生地でつくるとどういうシルエットになるかを確認するための仮縫い。
これはいわゆる普通の仮縫いです。
表地を裁断してざっくりとしつけで縫ってみます。
1の仮縫いをやった後にこの2の仮縫いを行えば 修正した型紙どおりに縫い代つきでカットしてOKです。
(ふつうの仮縫いのように粗裁ちしてきりびつけなどしなくてもいいのです。)
これで着用してみれば過不足は微小ですので縫い代で調節します。

 

パンツを補正してきれいに穿きましょう。!    05/03/06

  追記です。 05/03/25
  前股にしわが出て余る、という写真を撮ったので解説します。
    
  このパンツは前の股で渡り寸が余ってしわになっています。
  その余り分を手でつまんでみると約2cmほどもあります。
  これは下図のように前渡りをカットすれば直ります。
  
  


   合うパンツがなくて困っているとおっしゃるお客様の多さにびっくりします。
  市販のパンツがどれもあわない、きれいに穿けないとお悩みのようです。
   anneecotton*でもパンツの型紙を販売していますが
  型紙をお買い上げ後仮縫いなしで裁断、縫製してもお体にしっくり来るものはできあがりません。
  パンツはスカートに比べて形が固定される部分が多いです。
  スカートはまあ周囲寸があっていればなんとか穿けますが
  パンツはまず周囲寸(ヒップ、ウエストなど)、それから体の厚み(渡り)、
  腰丈の長さ(股上)、と、3箇所の形状が固定的ですので3点の寸法が
  マスターパターンとあっていないと美しく穿けないわけです。
  この3点については仮縫いで補正が可能です。
  パンツでお悩みになっていらっしゃる方の多くが補正をするときれいに穿けるようになり
  驚かれます。
  現在anneecotton*では型紙から→仮縫い→補正を写真を拝見してメールで
   ご案内をさしあげていますが、
  加えて今後はショップでパンツの補正についてのご相談を承ります。
  (大変申し訳ございませんが当社の型紙に限らせていただきます。)
  詳細はinfomationを御覧ください。
  
   あと、みなさんはあまりご存知ないとおもいますが忘れてならないのは
  腰から足の付き方です。
  パンツを穿いて前の股のところにしわが多く出る方とそうでない方がいます。
  前から見て腰の巾の外側寄りに足がついているか、内側寄りに足がついているかによって
  異なります。
  内側寄りについていますと前パンツの渡りに相当する部分が余ってしわになります。
  わたしが昔学校で習ったパンツの製図ですと前の股にしわがでます。
  ヨーロッパ産のパンツでは足はかなり内側寄りについた型紙が多いです。
  欧米人にX脚、日本人にO脚が多いということとも関連があるのでしょうか。
  下の写真はどちらも当社の型紙によるパンツですが、このように
  前パンツの布が前中心からまっすぐ(溜まることなく)下へ落ちなければいけません。
  (足を閉じた状態でも)
  このモデルは足がかなり内側よりに付いていまして、ちょっとでも前渡り寸の厚いパンツですと
  しわが目立ちます。
    
  当社のパンツの型紙は内側寄りの足の付き方で作られています。
  以前(5〜6年前まで)は日本人に多いとされていた体側の外側寄りのパターンで
  商品を作っていましたがそれではきれいに穿けない方が年々増加しているように思います。
  接客経験から最近はほとんどの方がこのデフォルトでいいようです。
  100人中98〜99人くらいの割合でこれでOKです。
  残りの1〜2人の方にこの設定では前渡りが不足して前股底から脇へ布が
   引っ張られるということがありました。

    こういう点も補正のご案内が差し上げられますので積極的に仮縫いをして
  ご相談ください。

 

ウラナシジャケットを裏つきに 05/02/15
  ジャケット類を裏つきにする際、問題となるのが袖裏です。
 身頃は丈キセの配慮以外は表と同型でOKですが
 袖裏はそうは行きません。
 
 袖裏のいせが前後ともに0.6〜1cmになるように袖巾を出す分量を調節します。
 袖裏についてはこの巾を出したところからさらに巾のキセを入れます。(0.5)
 丈キセは身頃、袖口ともに1cmです。
 裏地の裾(袖口)と表の裾(袖口)を1cmの縫い代で縫うと丈きせが自動的に1cmになります。

前天巾、後ろ天巾  05/02/15
  お客様からアネージのVネックのタンクトップがいいと思っているのですが5115のタンクトップの
 衿ぐりを描きなおせば同じものができるでしょうか、
 というご質問を頂きました。
 これは型紙をアレンジする機会が多くてしかも注意しなければいけない大事なことがあるので
 メモしたほうがよさそうです。
  衿ぐりの大きく開いたタンクトップで前かがみになると胸が見えそうになるというご経験が無いでしょうか。
 これはありがちな問題だと思うのですが
 今ある衿ぐりのそう開いていない型紙からデザイン的にもうちょっと衿が開いているほうがいいわ、
 とデザイン線だけ描き直して縫製すると前述のようになります。
 衿ぐりが刳れてくると前の天巾がぱかぱか余ってきます。
 それを余らないように布を肩先に向かってバストポイントを基点に回転させます。(身頃を倒す)
 結果的に(5115の型紙をお持ちの方はご覧になっていただけるとわかりますが)
 前天巾が後ろ天巾に比べてぐっと小さくなっています。
 この天巾の差があるからこそ、5115は大きく衿ぐりが開いていても
 胸が見えそうな不安が無いわけです。
  逆に襟元がぐっとつまってきて、原型のようなデザインですと
 基本的には前天巾は後ろ天巾と同寸とされていますが
 鎖骨の出っ張っている人の場合は前天巾は後ろ天巾+1cmくらいは必要です。
 このように、衿あきのデザインによって前天巾と後ろ天巾は固有の差があります。
 実際、身頃がどんなに似ていても、
 アネージで製品を作る場合は衿開きが少しでもちがえばトワルを1から組直しです。

  さて、お持ちの型紙で胸が見えそうで困っていらっしゃる場合の補正方法を付け加えておきます。
 まず着用してみて余っている前の衿ぐりを指でつまんでみてください。
 そのつまんだ分量を倒します。
 
およそバストポイント(BP)と思われる位置を型紙に印をして
BPからAH(脇線でもよい)へ向けて1本、衿ぐりに向けて1本、線を引き
はさみで切ります。
その切り取られたパーツをBPを基点にしてさきほどつまんだ分量だけ
内側へ回転させます。
そうすると衿ぐりは前天巾が小さくなり、
AH(脇)側にダーツ分量ができます。
このダーツ分量はそのままダーツにします。 
 
 

前後丈  05/01/13
   先日、お客様からバスト寸が大きいのだけれどもどのサイズを選んでどのように修正したらいいのか、
 というご質問をいただきました。
 大きいサイズは大変判断が難しいです。
 といいますのもグラマーな(バストだけが豊かで高さがある)大きいのか、それとも全体的に大きいのか(肥満)、
 またもともと標準体型だった方が太られたのか、骨格自体が大きくて肉付きもいいのか。
 そういう場合、もちろん3サイズ、身長もおたずねしますが前後丈の差が目安になります。
  
   標準の型紙は前丈と後丈の差がだいたい同寸、または前丈が長くて2cmくらいまでのあいだで
 作られています。(メーカー、またデザインによって多少寸法が違います)
 前丈、後丈というのをご存知でしょうか。
 前丈〜サイドネックポイントからバストトップを通ってウエストラインまで、
 後丈〜サイドネックポイントから肩甲骨を通ってウエストラインまで、
 の寸法です。
 これでバストの高さ(大きさではありません)、また反身体か、屈身体かがわかります。
 タンクトップやノースリーブのワンピースなどを着用するとわかりやすいですが、
 *反身体は姿勢がよく、胸を突き出すような形です。〜後丈が前丈に比べて2cm以上短い。
  横から見たときに腕が体側の真ん中についているのが標準だとすると
 反身体は体側の後気味に腕が付いている感じです。
 反身体の場合は後丈が短いため、お尻の上に生地がたまります。
 またバストトップにかけて脇からしわが出て、前裾があがります。
 得てして タンクトップなどでは後えりぐりがあまって浮きます。  

 *屈身体は猫背、前肩です。〜後丈が前丈にくらべて2cm以上長い。
 逆に屈身体ですとタンクトップでは前衿ぐりがあまって浮き、胸がみえそうになります。
 またジャケットなどでは後身頃の背巾が不足がちで腕の運動が窮屈に感じます。
  
  
   ショップでの接客経験でいいますと屈身体で問題になることはあまりありません。
 衿のあいたタンクトップの前衿があまってぷかぷかするくらいです。
 他ジャケットやシャツというアイテムではあまり補正が必要になったことはありませんでした。
 対して反身体の方は全体の2〜3割くらいいらっしゃいますが、上物のどんなアイテムにも
 ほとんどの場合、補正を必要とします。
  簡単にいうと後丈を長い分だけ(だいたいは1.5cm〜4cmくらい)平行にたたむという作業です。
 これは型紙から直さないと既にできている製品からお直しをするのは(できなくはありませんが)困難です。

  ご自身の前丈、後丈を計ってみておくと補正の時のご案内がしやすいですのでお時間があったら
 やってみてください。
 *前丈、後丈の計測方法
  ウエストに水平に紐を巻く。
  サイドネックポイントから前はバストトップを通ってまっすぐ下へウエストラインまで計測
                後は肩甲骨を通ってまっすぐ下へウエストラインまで計測

 *後ろ丈をたたむ方法〜05/02/19(追記)
ワンピースなどでお尻の上に生地がたまる方は下記のような型紙操作が有効です。 
それでは実際に後ろ丈をたたむ方法を解説します。
  
 左の絵は前1枚、後ろ1枚の身頃の場合です。
後ろ身頃は地の目に直角方向でBC〜脇まで平行にたたみます。
そうしますと後ろ脇丈が短くなりますのでそれと同寸をバストポイント(BP)に向けて
ダーツ分とします。
もし既にダーツが脇からとられている場合は新しくできたダーツ分量を追加してください。

 右の絵は3枚パネル、4枚パネルなどの場合です。
後ろ身頃を地の目に直角方向でBC〜脇まで平行にたたみます。
それと同分量をバストポイントへ向かって三角形にたたみます。(ダーツなしの型紙になります。)

 以上のように後ろ丈をたたむことにより後ろの丈が短くなり、それが胸ぐせのダーツ分量になります。
ワンピースなど、長いものを着用した時にお尻の上にたまる生地は後ろ丈が余っているものですので
多くの場合はこの操作で解決します。
たたむ分量はおおよそどのくらいかといいますと
経験からしますとすごく症状が顕著な場合で4cm、まあまあのばあいで1.5〜2cmくらいです。
ご自身がもしかしてこの反身体では、と思われている方は
お持ちのワンピースなどの袖底3〜4cmくらいのところを後ろ身頃だけでいいので
平行に2〜3cmたたんで(しつけをして)着用してみてください。
それで症状が緩和しているようでしたら 上記のように型紙を操作するとかなり解決します。


 余談ですが。
  お問い合わせのときに肩幅を気になさっている方が大変多いのですが
 製品のご試着にたちあってきた経験上、肩幅で苦労する、ということはほとんどありませんでした。
 肩巾の修正については困難ではありませんし、実際これまでに肩幅出しをしたことは8年間の販売経験で
 1度か2度あったかどうかです。(記憶にないです)
  肩巾でサイズを決めることはあまり考えなくていいと思います。
 (二の腕がきついということは何度もありましたが。それでもその場合は背巾、胸巾、袖山で追加をすればいいです。)
 

 

ボトムのベルト付け  05/01/10
  先日リリースしました432のパンツのベルトの付け方についてお尋ねをいただきましたので
 こちらでも説明します。
  普通、ボトムのベルト付けは縫い代をベルト高にします。 
 が当社のほとんどのボトムはベルト付けを割っています。
 ベルト付けにはわたし(なかむら)はかなりこだわっていまして、
 これをベルト高にするとベルトと身頃に段が付きます。
 ごろっとするというか。
 ベルト付けを割ると身頃とベルト部分が平らになって大変垢抜けます。
 割りにしますとベルトの裏側の縫い代の始末ができませんので
 端をパイピング始末にして表から落としミシンをかけます。
  いままでベルト高につけていた方ですこし高い上がりにしたい場合は
 ためしにやってみてください。かなり上がりの表情がかわります。
 

仮縫いしてくださいね。 04/12/03
   立体裁断とは何でしょう。
 原型なしにいきなりまっさらのシーチングをボディにドレーピングしていくこと、
 そして限りなく凹凸を含ませて作られた型紙、と思われている方が多いのではないでしょうか。
 立体裁断、その言葉はたしかにそういう風に受け取られやすい字並びです。(笑
  凹凸をたくさん含ませるかどうかはデザイン次第であってのっぺりと平たく作るほうが
 雰囲気を出せる場合もあります。
 じゃあ、平たく作る時は紙の上で平面作図するの?
 っていうと それはありえません。
 
  立体裁断とは作業自体〜原型無しのドレーピング〜に意味があるわけではありません。
 既にある型紙をつかってすこしアレンジしてトワルを組んでみる、でもよし
 既に出来上がっている製品(作品)でもいいです。
 とにかく3次元でその姿形を確かめる、そしてしっくり来ないところを直してゆくことが大事です。
   平面作図で考えない、3次元で見たままを、かわいい、美しい、バランスまで
 分量をとったり足したりしながら修正すること。=立体裁断です。
 要するに事前に検証する、ということですね。
  でもそれってみなさんでも簡単にできるんです。
 仮縫いとは本縫いして出来上がった時に失敗を減らす一番の方法です。
 立体裁断なんてそんなに難しく考えることはないです。
 これでかわいい(かっこいい、きれい)かな?って出来上がり姿を見てみればいいんです。
 表地だともったいないですよね。だって丈を15cm詰めたくなるかもしれないし。
 大きく丈や分量を変えたいときは練習用の布で試作なさったほうがいいかもしれません。
 そうすればサイズの過不足も確認できるし、なによりシルエットを好みに合わせて調節できます。
 
   サイズや補正方法についてよくご質問をいただきます。
 「ウエストサイズ〜cmですが どう補正したらいいでしょうか」
 これは難しいです。
 着用してみないとわからない、が正直な答えです。
 これが
 「仮縫いしてみたらヒップはぴったりだけどウエストが4cmくらい余ります。
 どう補正したらいいでしょう」
 ならご案内を差し上げられます。(申し訳ございません、現在は個別のご質問にはお答えしておりません)
 

  くどいようですが型紙というのは展開図ですからそこから出来上がりの3次元を予想することは
 とても困難です。
 いい展開図を取るためにまず、3次元に組み立ててみてください。
 (本縫いミシンを入れる前に)
 
 

マイナーチェンジ、デザインの流行とシルエットの流行の違い  04/12/03
  先日9013のストレートスカートについてお客様からご質問がありました。
 「9013裏つきストレートは、長く使えそうなので、
  定番として持っておいても損はなさそうな気がしていますが
  それとも、こんなシンプルな型紙すら、流行はあるのでしょうか。」
 というものです。
 よく同じような質問をいただきます。
 おっしゃっているシンプルというのはデザインのことですね。
 膝丈のストレート(またはタイト)スカートは定番といえばそうに違いないです。
 実際アネージではこのスカートを7年来作り続けています。
 ですが毎年すこしずつ流行に合わせてシルエットを変えています。
 今年の例で言うとウエストラインを下げたことです。
 最近昔のボトムを穿くと妙にウエストに食い込んでくる気がしないでしょうか。
 上物でいうと肩幅が広い、それから丈が長いというのが
  去年のがしっくりこない2大要素でしょう。
  一方デザインの流行というのは 今年でいえばフリルものやドレープ、ギャザーものが
 多いということがまずあげられます。
 これはデザインの流行ですから時がたってもシルエットをマイナーチェンジして
 そのデザインをやり続けるということは少ないように思います。
 
  既にお手持ちの型紙がマイナーチェンジしたときくと
 「ショック、私の買ったのはそんなにイケテナイ型だったのか。」
 と思われるかもしれません。
 ですが上段にも書いたとおりにそれはデザインはベーシックで
 お買い求めになった時は時代にあったいいシルエットだったのです。
 1年経てばシルエットは変わります。
 あの時、これをいいと思ったなんてなぜだろう、?
 と記憶喪失にかかったかのごとく自分の感覚を疑ってしまうものですが
 それこそが今を生きている証拠です。

  アネージはベーシックな型が多いため何年も使い続けている型番が
 少なからずあります。
 製品化する際には半年以上製品化していない、もしくは去年の在庫(実際の製品)が
 ない場合は必ずトワルを組み、その形が今をあらわしているかどうかを確認します。
 在庫がある場合は着用してみます。
 半年以上の歳月がたった型紙をお直しなしで使うことは100%に限りなく近い数字で
 ありえません。
 直したいから直すのではなく 直さざるを得ないのです。
  お客様が製品をご試着なさったときに今の気分にぴったりこないシルエットの場合は
 まずお買い上げが決まりません。
 いいと思ったんだけど着てみたらなんとなく違う、というやつです。
 これはおしゃれさんかどうかにはあまり関係ないみたいです。
 みんな同じ時代に生きています。感じることは少なからず同じです。

  先日からマイナーチェンジの履歴を公表しようと思いまして
 表をすこしずつ作っています。
 ご自分のお持ちの型紙からどこがどんな感じで変わったのかチェックしてみてくださいね。
  ご了解いただきたいのはそのデザインを製品化していないときにはチェックの機会がありません。
 販売しているすべての型紙について半年ごとのシルエットチェックをしているわけではないです。
 更新されたのがかなり以前の場合はもしかするとすこしシルエットが古くなっているかもしれません。  

 

714細身カーディガンの補正方法(04/11/03) 
  714はカットソー用の型紙です。
 ですので天竺などの伸びない生地で大きく補正したい場合の方法です。
 1、身幅、袖巾がきつい場合
  身頃の脇を平行に出します。
 製品を着用してみて前釦がどのくらい開くかを見ます。
 4cmあいていれば脇で1cmずつ、6cmあいていれば1.5cmずつだします。
 脇を出すと袖も足りなくなりますので袖巾を出します。
 (身頃を出した分と同じだけ、もしくは0.8倍くらい)
 袖口が小さければ小さい分だけ、そのままでよければ袖口は出しません。
 着用時袖底の高さも下げたいかどうか確認します。
  袖底も下げたいようなら身頃の巾だしをする時に袖底位置を下げます。
 それと同じ分量だけ袖の巾だし時に袖底線を下げます。
 目安としてはバスト寸法を1cm出したら袖底で0.3くらい下げてもいいかもしれません。
 そのあたりは着てみた感じを大事にしてください。
 バスト1cmだしたら袖底は0.3cmさげる、と決まっているわけではありません。
  714は袖口布、裾布は伸び分なし、つまり付け寸は同寸です。
 ですので身頃の巾をだしたら裾布も同分量だしてください。
 袖口も同じです。

 2、二の腕がきつい場合。
 バストから下だけで出しても二の腕は分量が出ません。
 そういう場合は袖山線を切ってしまって平行に開きます。
 1cmも開けばだいぶ楽になります。
 袖山線で開いた分だAH付け寸法が大きくなりましたので袖底線をあげて袖山を低くするか、
 またはバストの巾だしをしている場合は袖巾を出す分量を控えてください。

 *袖付け線や袖山のカーブを変えるのは大変そうだ、といわれますが
 開くのはカーブを描き換えるわけではありませんのでやってみてください。
 AHの寸法に対して前、後とも-0.8cm〜AH寸法ちょうどくらいになるように袖山カーブ線の寸法を調節してください。
 このとき合印はAH(身頃)の合印は変えないで袖山カーブ線のほうを移動します。
 袖底から合印まではいせや伸ばし無し、合印から袖山にかけて伸ばしをいれます。
 
 
  ポイント:身幅がきつい場合は脇でだし、出した分量を袖下でもだす。
       二の腕がきつければ袖山で切って平行に開く。(袖口寸法は袖下線で調節する)
       袖山のカーブとAHの寸法はカットソーの場合 AH1に対して袖山カーブ線は-0.8〜1



(05/02/26追記)

 714のサイズ40をお持ちのお客様から質問をいただきました。
中にタンクトップを着るのにはちょうどいいけれど長袖のブラウスやカットソーの上に着られるくらいに
したいがサイズ42とか44とかを購入すればいいでしょうか。
というものです。
カットソーは布帛にくらべるとパーツ数が少ないし、厳密でなくてもいいので
お持ちの型紙から修正すればOKです。
購入しなおす必要はありません。
(修正の手間が面倒なので購入のほうがいい場合もあると思いますが)
これは全体にゆるくなればいいのでおっしゃるように1〜2サイズくらい大きければいいと思います。
1サイズくらいのアップなら方法1でOKです。

身幅、袖巾、裾巾などが大きくなるようにしてください。
袖口は一周で0.5〜1cmくらい大きくなります。
この方法なら型紙自体に線を入れなくても縫いながら調節できるので
手間がかからないです 。


もうひとつはもっと正確なグレーディング方法です。
方法2

上図は1サイズアップの寸法です。
2サイズの場合は2倍にしてください。
2サイズ以上のアップ(ダウン)をする場合は 方法2の方がいいです。


仕立てとテイストの関係。(03/02/18)
  これまでは弊社ブランドで使用している型紙を販売してきましたので
 仕立てはいかようにでも変更は可能ですし、生地によっても
 適切な仕立て方法は違うと思います。
 
   製品ではブラウスやジャケットの前見返し端をロックにすることは
 まずありませんが カジュアルな素材でラフにしあげるなら
 ロックでいいと思います。
 たとえば シャツでいえば 綿なら折り伏せ、
 シルクシフォンなどなら袋縫い、麻ボイルなどならロック片倒し、
 という風になるべく軽いあがりにならないように気を使います。
   ですが 新ブランドプチアネではもっとカジュアルな服にしたいので
 ほとんどがロック片倒しに  なると思います。
  
   この違いは どういう服にしたいかのちがいです。
 どういうテイストの服にするかは かなりの部分、仕立てできまります。

  型紙を販売する時点でお客様がどのような生地でおつくりに
 なるかはわからないですから ほんとうは仕立ての指示を
 するのはむずかしいのです。
  かといって出来上がり線だけでは
 お客様が縫い代をつけたりするのは相当の面倒だとおもいますので、
 便宜上 仕立ての指示がはいっています。
  
  ですから 型紙を購入された後、仕立ては生地や
 お好みにあわせて、また縫製のしやすいように変更されて
 かまいません。
 もちろん、こんな生地なんだけど、こういう場合はどうしたら?
 というようなご質問にはできるかぎりお答えしますので
 ご遠慮なくおっしゃってください。
 

地直しと芯貼りについて(03/01/25)
   地直しについて数度お尋ねがありました。
   これまでに当社では縫製前に地直しということは 1度もやったことがありません。
   ウールについては洗濯表記はドライクリーニングのみ、の 表示をつけますので 
   水(お湯)に浸すということは 前提としていません。
   また、綿100%についても通常洗濯表記はドライクリーニング、 または手洗いにしますが 
   ドライクリーニングをお奨めしています。 水(またはお湯)につけますと確実に風合いは劣化します。  
   通常、既製品の場合 地直しはしません。
  反物が織りあがると整理屋さんに入り、そこで布のゆがみなどが ないように生地幅をととのえ、調整します。
  その過程を経て 売りにだされますので ほとんどの日本製、またはヨーロッパ産の生地については
  地直し(水、お湯、蒸気などの湿気をあたえること)は しないほうがいいと思います。  
  縦地に縮率3%以上になる織物については 日本JIS規格ではB品=キズモノということになっています。
  B品の表記がない限り そのままでご使用することを お奨めします。

    芯貼りはスチームをだしたほうが強くつくのではないでしょうか。
   ただし芯によって仮接着、永久接着など種類がわかれています。
   接着温度も低音接着、中温など指定の温度が芯別にあるはずです。
   当社では中温のスチームでの永久接着芯を使用していますが 
   一昔前までは 仮接着が主流でした。
   仮ですと洗濯するうちにははがれてきますから芯をお求めの際に
   指定の接着方法を確かめるとよいと思います。  
   綿100%のシャツはドライクリーニングのみ、というわけではありません。
   水洗いしても可です。 お手持ちの既製品をみていただくとおわかりかと思いますが 
   ふつうは手洗い表示のついているものはいっしょに ドライマークもついていると思います。
   新品に近い状態をどのくらいの期間維持できるかが洗濯状況によってかわります。
   洗濯機でがらがら回すよりはクリーニングのほうがもちがいいですが 
   決して水洗いがだめではないのでそんなに神経質になることはないです。
   ご家庭でお洗濯するときは ネットに入れて弱でまわすか、または手洗いで充分です。(いずれも中性洗剤で。)  
   メーカー側は消費者からのクレームをできるだけさけたいのでドライクリーニングを奨めるのです。  
   ちなみにわたしはクリーニングやさんに水洗いでお願いしています。(ドライより水のほうがさっぱりするので)

ジャケットのグレーディング(02/12/05
   
BBSでジャケットのグレーディング(サイズ展開のことです。)についての
 ご質問がありましたので、簡単に説明します。

   基本の型紙(マスターパターン)があればサイズの展開、修正はそれほどむずかしいことでは
  ありません。
   基本的には大きくする場合と小さくする場合はさほどかわりません。

  例:1サイズ大きくする。
     肩幅+1c、バスト+4cの場合。  
 
  前後身頃は肩線を横切る位置で0.5cmずつ大きく切り開きます。
  脇身頃は脇線で1.0cm。
  実際に型紙を切って、0.5cm(1.0cm)平行にあけてテープなどを張ればOKです。

   
  外袖は切り開きなし。
  ですが袖山はそのままで前後の肉付きを0.2〜0.3cmくらいふくらませます。
  うち袖の袖底位置で0.5c切り開く。
  で、縦の接ぎ線を0.5cmずつ追加します。
  つながりをよく、袖山線をかきなおしてください。


  *以上は36→38、38→40、40→42のように1サイズアップの場合です。
   実際は38→40の場合は肩幅は1cmも追加すると今っぽい線にならないので
   0.5cmくらいでいいと思います。
   
    44より上のサイズですと、ヌード寸法やバストのトップとアンダーの差などを
   おききしないと一様にはグレーディングできません。  

 

02/09/10
  
裏付きのジャケットの型紙のお問い合わせがありましたのでお答えします。

  「ジャケットは一重のものなら、2着作った事があるので すが、裏付の物は初めてです。
   やはり、ある程度の洋裁の知識がないと、総裏どんでん 返しは無理でしょうか?」

   どんでんは量産的なやりかたで、裾のてまつりがないので、 仕立てあがりが早いのが特徴です。
  型紙は、どんでんでも、裏地裾まつりでも同じです。 どんでんは技術としてはむずかしいものではありません。
  中表に袋状に表地と裏地を縫い、一箇所穴をあけておいて、 そこからひっくり返します。
  構造的には表地と裏地が別々のものが2枚縫い合わさって 袋状になっていますので
  外回りをぬってひっくりかえせばいいわけです。
   ただ、かんがえるのが面倒ならば、裏地の裾や袖口は全部てまつりに すればいいだけですので、
  技術的にむずかしいことはないと思います。  
  
   それから、型紙は総裏ですが、
  1、前、袖裏つき。〜前身ごろと脇身ごろと袖のみ裏付き。
  2、前、前脇のみ裏付き。
  3、前身ごろのみ裏付き。 上の場合はいずれも肩パッドを裏地でくるんであとづけにします。

  というように仕立てを軽くしてもOKです。
  *ただし、前身ごろだけは全面芯や、胸増し芯などを抜かないほうが いいので、
   前身ごろのみは裏をつけるほうがおすすめです。
  
  

  *トワルを組みましょう。のすすめ  
  まず、その前に、これだけはやってみてほしい、立体裁断のおはなしを
 しましょう。

  ご自分で型紙をひかれたときは、
(または、型紙を購入したときは、)
その型紙の線が、いいかたちなのかどうか、
表地で仮縫いをしないと 確認することが出来ないと思います。
ですが、仮縫いとなるとその後、縫い代の整理をしたり、きりび付けをしたり
たいへんな手間がうまれますね。

  ではもっと表地仮縫いより簡単に形を確認しましょう。
まず、型紙を安い練習用の布で(ふつうはシーチングを使用)組み立てて、
かたちをみてみてください。
             
  組み立てると、こんなかんじです。         
 半身でOKです。
  ボディがない場合は、ご自分で鏡の前で着てみるとよいでしょう。
 この作業をするとバランスの悪いところとかが、表地にはさみを入れる前に
 修正できるので、縫い代つきの型紙できりびつけなしで縫い始められます。
 (ダーツどまりとかだけは印つけが必要)

      

世の中に出回っている洋服と洋裁学校の型紙のちがいについて
  私どもの会社は このanneecotton*(アネージコットン)と、別に
 婦人服のメーカーをやっています。
 で、たまに リースで 商品の貸し出しを 洋裁雑誌にお貸し出ししていますが、
 型紙を貸し出しすることは まず絶対にありません。で、
 雑誌社の方が 商品をみながら 型紙つくりを巻末に掲載するのがふつうです。
  いつも思うのは 
 「うーん、この型紙では こうはならないなー」
 と、いうことです。
  多分学校関係のかたが その型紙を担当していらっしゃるのかと  おもうのですが
 広く 出回っている洋服の型紙は 学校でおしえているものとは もう ずいぶんかわってきていまして、
 それは 企業におつとめしながら 学校で講義するとか しないと すりあわせできないんじゃないかしら、、。
 とさえ 感じます。

  まあ むずかしい話になりましたが ひとつひとつのテクニックはそれほど むずかしいものではありません。
 ちょっとした サイズ感とか 最近は肩パッドは先丸の5mm以下しか使わないと いった
 ワンポイントの集積です。

 

タイトスカートについて。etc    02/05/29
 タイトスカートのパターンについて。
洋裁学校でならった基本のスカートは、直線のベルトがついていて、
ウエストラインは、後ろのほうが、前より くれていました。
ダーツも、前後で計8本もあり、ヒップからウエストの丸みがある型でした。

 最近の既製服は、かなりこのルールは当てはまりません。
今っぽいスカートのラインにするには、
1、ウエストとヒップの差が少ない、まっすぐに見えるようにするのがコツです。
2、後ろより前丈がすくなくなるよう、ウエストラインの前を下げる。

 パターンは、ヒップをぴったり、ウエストは大きめに設定します。
ダーツはオールで4本がいいでしょう。
下腹のまるみも気になりにくくなります。

  スカートというのは、大変型紙の難しいアイテムです。
なにしろ、タイトだと前1枚、後ろ1枚だけで表現するわけです。
パターンメーキングをやっていて、シンプルで小さいものほど、
パターンは難しいとつくづく感じます。
(タンクトップもチョーむずかしい)

体にぴったり合ったお洋服をつくればかっこうがよい、というわけではない。
ときには、かっこうのよいお洋服にからだをいれてしまう、というのもおしゃれテクの
ひとつなので、奥が深いです。(服部)